中国四国ツーリング 第４日目

吹田〜丹後半島〜龍野　345km

本日のルートは、天橋立を観光した後、鳥取砂丘でキャンプという予定だったのだが・・・

天気は下り坂に加えて気温も例年より低くなるとの事だったが、大阪周辺はどういうことも無い。
満開の桜並木の下を快走したりと、南部は快適であった。

ところが北上するにつれどんどん寒くなり、さらに雨も降り始める。
ようやく山間部を抜け日本海に出た頃には、土砂降りの雨と強風、真冬のような寒さで疲労困憊。
橋立どころの話じゃない。
早々に丹後半島を後にしたいのだが、道が難しくて迷ってばかり、全く先に進めない。
雨のせいで地図も開けず、標識を見ても知らない地名ばかり。
追い討ちをかける様に、エンジンオイルが無くなり警告灯が点灯。

やっとれんわ！！もう、帰してくれぇ！
後で知った事だが山陰では降雪が確認され、最低気温はマイナスだったらしい。
そんな場所へ疲弊した身体で向える筈も無く、進路を再び南に向けることにした。
せめて瀬戸内側なら雨が降っててもなんとかなる。
そういえば、北側でバイクなんか１台も見なかったな・・・

１５時くらいになると雨も小降りになり、１０℃と若干温度も上がってきた。
道の駅で遅い昼食と、とりあえずホームセンターで一番高級だったカストロール２ＴＳを買って補充。背に腹は替えられない。
ここでようやく気持ちも落ち着き、今後の予定を再検討する予定が生まれてきた。

結局日本海側に戻るのは危険なので、このまま南下し姫路付近で１泊する事に。
身体も濡れており、気温も低くテント泊はヤバそうなので、今晩は宿をとる事にした。
今日はもう、これくらい贅沢して良いよね。

かなり早い１８時に『国民宿舎　赤とんぼ荘』に入り、暖房全開。
ちょっと（かなり）高い夕飯に唸りつつ、この旅で最も過酷な一日が終了した。